皆さんこんにちは。エイチツー豊洲店、アクア担当の中村です。
最近暑い日が普通になってきましたね。自分は長袖の方が好きなのですが、こうなってくると中々着る機会が無くなってしまいます。
あまり肌を見せたくないのですが、熱中症になっては元も子もないので、半袖の出番かもしれません。
夏は好きな季節と前回話しましたが、半袖が必要なのは難点ですね・・・
さて、今回も最近入った種類、それも海水多めでお送りします。
フラッグテールボートホールキャット ¥4,980
学名 Dianema urostriatum
南米原産のナマズの仲間です。コリドラスと近縁な種類とされています。
ずんぐりした体形と、尾びれのストライプ模様が特徴。尾びれの模様が旗(フラッグ)に似ていることから、この名前がついたとされています。
ナマズと言えば、何でも食べてしまう印象が強い方が多いと思います。しかし、本種はかなり温和で、本種にちょっかいかけてしまうような種類でなければ基本混泳可能です。テトラの仲間といった比較的小型な種類とも泳げることが多いです。
体も丈夫なため飼育も容易です。水質は中性がオススメで、砂利の方が相性がいいです。環境を急変させないように注意。
アラルズアネモネ ¥5,980
学名 Amphiprion allardi
西インド諸島、有名な所だと、モーリシャス諸島といった海のサンゴ礁に生息しているクマノミの仲間です。
クマノミの中でも大型で、最大15cmになることもあります。
色はカクレクマノミと似ていますが、本種の方がバンドがハッキリしており、白い模様が映える色合いになっています。
飼育は海水魚の中でもしやすいです。餌の食いつきが良く比較的丈夫であることから、導入難易度も高くありません。環境の急変には気を付けましょう。
クマノミの仲間とはケンカすることがありますが、それ以外とは縄張りが被らなければ問題ありません。基本混泳可能です。
日本近海では見られない為、入荷が珍しい種類です。
バナナフィッシュ ¥3,980
学名 Pentapodus caninus
西部太平洋に生息するキツネウオの仲間。
プリンセスモノクルブリームと言ったほうがピンと来る方が多いかもしれません。
薄紫の体色に、非常に明るい黄色のラインが入った美しい模様が特長です。
スイスイと泳ぎまわるので、青いライトなどで照らすと、より一層綺麗な姿を見ることができます。
性格は繊細で、臆病な部分があります。慣れないうちはちょっとした変化や振動等にも反応してしまうので、落ち着いて接するといいでしょう。餌を食べるのが上手いので、一度食べ始めればその後はあまり心配いりません。
成魚になると、ひと味違う華麗な姿を見せてくれます。
フタスジタマガシラ(イエロー) ¥5,980
学名 Scolopsis bilineata
西太平洋から東インド洋まで分布するイトヨリダイの仲間です。
本種はその中でも特に黄色い個体となります。
色以外では、特に通常のフタスジタマガシラと差はありません。
砂に潜む小動物が好みで、実際の海では思いっきり頭を砂に突っ込んで、砂ごと餌を取り込んで食事します。
よく見られ、色合いもいいことから、ダイバーさんに人気なようです。
人工飼料を食べやすく、導入難易度は低めです。体も丈夫なので、多少の水質、水温変化であれば問題なく飼育できます。
今回の個体は綺麗な黄色となっているので、水槽を賑わせたい方はいかがでしょうか。
ニシキアナゴ ¥9,800
学名 Gorgasia preclara
インド洋から太平洋に分布するチンアナゴの近縁種です。
オレンジがよく目立つ可愛らしい魚で、チンアナゴ同様、砂の中から顔を出して生活しています。
チンアナゴとは模様が違うのはもちろん、大きさは若干本種の方が大きい傾向があり、顔つきもこちらは角ばっているという差があります。
飼育には少し癖があります。砂に潜って生活するので、目の細かい砂が必要です。また、口が非常に小さいので、餌の大きさには注意が必要です。アルテミアといった、小型甲殻類と相性がいいです。
また、水流に乗ってきたプランクトンを食べるので、水槽全体に行き渡る水流が望ましいです。
混泳ですが、あまりできません。他の魚の存在がストレスになりやすいので、単独か、あるいは他のチンアナゴ系、少数の小型魚にした方が無難です。
ポットベリーシーホース ¥15,000
学名 Hippocampus abdominalis
オーストラリア周辺に分布するタツノオトシゴの仲間です。
タツノオトシゴの中でも大型になる種で、最大で35㎝になる大型種です。
そのことから、ビックベリーシーホースと呼ばれることもあります。
色合いは個体差が大きく、白い子から茶色い子まで幅広くあります。また、頭部に突起があり、名前の通り龍のようなカッコいい顔つきをしています。
水質の変化に敏感なので、なるべく環境変化の起きないよう広めの水槽がオススメです。
水温にも同様で、ヒーターは必須。換水等の際は、入れる水と水槽の水温差は極力抑えたいです。
餌については、口が小さいのでブラインシュリンプといった小型の冷凍餌や生餌がオススメです。
普段は何かに巻き付いていることが多いので、ウミブドウのような海藻類や、枝状サンゴのような細かい枝ぶりの物を入れるとタツノオトシゴが安心できます。
以上で紹介を終わります。ご拝読ありがとうございました。
ご来店お待ちしております。