皆さんこんにちは。エイチツー豊洲店、アクア担当の中村です。
お盆も近づいてますます暑くなってきましたね。お店の近くでは毎朝セミが勢いよく鳴いています。
しかしほとんどがクマゼミの様子。クマゼミといえば関西のセミな印象がありましたが、ここ最近は関東の方まで伸びてきているようです。ちなみに生で見たことはまだありません・・・
そのうち思いっきり山の中に入り浸って生き物観察とかしてみるのもいいかもしれませんね。如何せん熱中症になりそうな暑さばかりですが(汗
さて、そろそろご紹介に参りましょう。
グラスゴビー ¥580
学名 Gobiopterus chuno
タイ、マレー半島原産のハゼの仲間です。
大きくなっても3cmあるかないかという非常に小型な種類。透明な体が特長で、内臓が見える程透き通っています。
近づかないと全体像があまりわからないレベルですが、意外とハゼらしい剽悍な顔つきをしており、中々厳つかったりします。
ハゼの仲間は砂底にいることが多いですが、本種はよく中層を漂っています。特にホバリングしていることが多いので意外と見つけやすいです。ここは他のハゼと少し違う特徴になるでしょう。
基本同種間でもあまりいざこざを起こさないほど温和で、混泳はかなりしやすいです。ただ、如何せん体が小さいので相手はよく選んだ方がいいです。
また、餌についてですが、口が非常に小さいのでそれに合わせた物を与えます。ブラインシュリンプやイトメ、アカムシ等は相性がいいです。
ペルーグラステトラ ¥2,700
学名 Protocheirodon pi
ペルー原産のカラシンの仲間です。
先ほどご紹介したグラスゴビー同様、透明な体を持った魚です。しかしその透明度は他の透明な魚と比べると一段上の物で、非常に綺麗な種類です。
中でも浮袋はとてもよく見えており、ライトの反射も相まって光るような姿を見ることができます。
水草水槽と相性がよく、群泳させれば美しい光景を創り出すことができます。ぜひ、水草と一緒に入れてみてください。
性格も温和なので混泳の幅も広く、様々な場面に入れることができます。また、ソイルを敷いてある水槽なら調子が上がりやすいです。
基本丈夫な種類ですが、導入初期だけ注意です。そこを過ぎればしっかり順応していくので、長期飼育も十分狙えるでしょう。
ジャイアントオトシン ¥3,980
学名 Hypoptopoma thoracatum
南米原産のオトシンの仲間です。
一般的に知られるオトシンクルスやネグロと比べるととても大きな体つきをしています。
名前に負けず、本種はオトシンの仲間でも最大級の種類であり、小型のプレコにも匹敵します。
体が大きいのでその分よく食べます。コケ取り要員といった掃除屋さんとして入れるのも非常にオススメ。少数精鋭ができるのも利点の一つです。
基本丈夫なため特に難しい所はありません。混泳も特に相手を選ばず、攻撃するような種類でなければ可能です。
長く飼育するなら、人工飼料も定期的に上げた方がいいでしょう。餌に慣れておけば、コケが無くなっても食べるものに困らず、安心して飼育することができます。
シマキンチャクフグ \2,500
学名 Canthigaster valentini
中部太平洋からインド洋と幅広く分布する小型のフグの仲間です。
フグにしてはずんぐりとした可愛らしい体形をしており、最大でも10cm程度に収まる可愛らしい種類になります。
また、背中にまで達する目立つ縞模様があり、シマキンチャクの由来になったとされています。非常によく似た種類にノコギリハギという魚がおり、ほぼ瓜二つな見た目をしています。
フグの中ではかなり温和な性格をしており、いろんな種類と混泳可能です。ただフグらしく、甲殻類を齧ることはあるので注意。
隠れ場所があるとストレスを軽減できるので、混泳するときや単独でもライブロック等で隙間を作れると調子を維持しやすいです。
ニシキヤッコ ¥38,000
学名 Pygoplites diacanthus
西部太平洋からインド洋、紅海方面にかけて分布するヤッコの仲間です。
最大で25cm前後にもなる比較的大型な種類で、青と黄色を主体とした、とても鮮やかな縞模様が特長。また現状1属1種とされており、色合い含めて唯一無二の特長があります。
しかし、海域によって色に個体差があり、紅海の方に行くほど色が強く鮮やかな傾向があるようです。
食性は植物性が強く、海藻などをよく齧っています。なので、メガバイトグリーンといったものがオススメ。
水質の悪化に弱いので定期的な換水をすることや、餌付けが難しい部類なので注意。
ヒノマルテッポウエビ ¥9,000
学名 Alpheus soror
琉球以南から東南アジアに分布するテッポウエビの仲間。
オレンジの体色に紫の足という鮮やかな色合いが特徴。また、名前の元になった日の丸のような特徴的な模様があります。
よくテッポウエビというと、ハゼの仲間と共生している姿を思い浮かべると思います。しかし本種は共生せず単独で生活しています。なのでハゼと一緒に飼育したい方は注意。
エサはいろんな物を食べれるので一般的な海水魚のエサがあれば大丈夫です。水質も特別な調整はいりませんが、巣穴を掘るので砂はほぼ必須。さらさらした砂が相性いいです。
ちなみに、ヒノマルテッポウエビという名前は正式和名だったりします。
以上で紹介を終わります。ご拝読ありがとうございました。
ご来店お待ちしております。